不安な時の確認行動の効力は短時間

誰もが好きで不安になっているわけじゃないと思うんですよね。
不安になるネタがあって、自分では不安をコントロールできないみたいな感じかなと。

不安を払拭したくて確認する行動は理にかなっていませんか?
ところが、この行動の効力がさほど長くないから困りもの。

特に恋愛をしていると、相手の気持ちを信じられなくなって不安になりやすいですね。
相手の行動をチェックしたり、直接確認したりして、一瞬安心しても、またすぐに不安になる。
恋愛以外ではカギをかけたか、手洗いでウイルスや菌が取れたか、書類にミスがないか、何度も何度も確認してしまう。
頭ではバカバカしいとわかっているのに、その行動が止められない。
こういう状態に陥った人は、確認行動の効力は短時間だからこそ確認が止められなくなります。
こういうときは心にちょっとした不具合があって、信じることができなくなってしまっているのかなと思います。
はい、私も恋愛をしていた若い時に、相手の気持ちが不安になって連絡しまくった恥ずかしい経験がありますから、よーくわかります。

相手も自分も信じられなくなっている、そのことに気付くことが第一歩です。
対処法としては、不安がコントロールできない自分を客観視すること(マインドフルネス的かな)、信じる練習をすること(行動療法的かな)が代表的です。
言うのは簡単、実行するのは大変!

だからこそ、信頼できる専門家に頼るのはアリでしょう。
病院に行って不安を軽減してくれるお薬を出してもらうのも一つの選択肢です。
私は医師ではなく心理職なので、診断や投薬はできませんが、反対派ではありません。

誰かの助けを借りるのはアリですが、最終的に自分を信じるのは自分であるべきです。
「そんなこと、やれたらやってる!」と突っ込まれそうなので、続きはまた次回に。

私の苦手なこと(平衡感覚編)

ありすぎるので、思い出したら書いていきます。

まず、私は自転車に乗れません。
小学生の時に猛特訓をしてもらってなんとか補助車輪が外せるようになったのですが、ちょっと気が散るようなことがあると、すぐに転倒します。
大人になった今でも自転車に乗ると、ほぼ確実に転倒します。
たぶんバランス感覚がダメダメなのですよね。
体力はあるほうで体育は比較的得意だったのですが、平均台から落ちていました。

乗り物酔いもひどいです。
船や飛行機だけではなく、公園のブランコでも酔います。
気圧が低下したり、大きな地震がくる前に体調が悪くなり寝込みます。
以前はわからなかったけど、三半規管の機能に不具合があるんだろうなと思います。

体調にムラがある私にとって、会社員は苦痛でしかなかったです。
フリーランスという働き方になって、なんとか働けています。
体調の良い日に長時間働くことで、体調の悪い日に寝込んだ分を取り返せます。

運動で三半規管をきたえるといいという話は本当かなと思います。
数年間エアリアルヨガというものを習いました。
吊るされて逆さ吊りにされたり、揺らされたりします。
最初は酔いまくっていましたが、少しずつ慣れた気がします。
相変わらず揺れと低気圧には弱いですけどね。

発達の凸凹について

誰にでも得意なことと苦手なことがあると思いますが、発達の凸凹がある人には極端に苦手なことがあったりします。
その苦手なことが許されない環境に身を置いていたら怒られるし、最近では発達の凸凹を疑われるのですよね。

最近でこそメジャーになってきましたが、発達凸凹って白黒ハッキリさせるものではなくて、白(OK)から黒(NG)の間のグラデーションのどの位置にあるか、グレーの濃淡の位置が自分が所属している社会の許容範囲外だったらNG、ギリギリ許容範囲内だったら首の皮一枚でつながって(ギリギリ)OKなのです、、、と、心理学の授業で説明しています。

私の苦手なこと、苦労話、カバーするための工夫を少しずつ書いていこうと思います。

診断を受けたわけじゃないのですが、私はAD/HDっぽいところがあります。
両親もどちらかというとAD/HD系ですね。
不注意優位で若干衝動性アリって感じ。
うちの家族は基本せっかち、回遊魚体質で動き回っています。
そして、よく忘れ物をします。
母はお片付けができません。
私も大人になるまでお片付けができませんでした。

そこに成育歴や周囲の環境が影響して特性が際立ったり目立たなくなったりするというのが臨床心理士的な見方です。

私の場合、スマホが忘れ物とスケジュール忘れを補強してくれるようになりました。
ヨガをはじめとする運動とマインドフルネスが私の衝動性のコントロールには合うような気がします。
全員に合うとは思いませんが、効果ゼロとも思いません。

続きはまた次回に。

イヤなことばかりの時のイイコト

イヤなことが続いたら気分が悪いですよね。
私もしばしば「あ~、生きてるのがしんどい」と思っちゃったりします。
もうダメだと思った時にちょっとしたイイコトがあると一気に回復したりしませんか?
おやつが美味しかった、お風呂が気持ちよかった、きれいなお花を見た、夕焼けがきれいだった、とか、なんでもいいんです。
そういうイイコトに目を向ける行動は習慣のものだと思います。
イヤなことに目を向けやすくて目をそらしにくい人は何度も何度も練習したらイイコトに目を向けられるようになります。
こればっかりは体感してもらうしかなくて、説明しても信じてもらいにくいです。

イイコトの比率

全て思い通りになればいいのにと考えるのは自然なこと。
実際は思い通りにならないことのほうが多いですよね。
人生はイヤなこと、思い通りにならないことの連続。
その合間にイイコトがあって心の栄養補給をしてくれる。
実は人生におけるイイコトの比率は低いのです。
仮に何もかも思い通りになって、イイコトばかりだと喜びがなくなるんですよね。
思いっきり喉が渇いている時の水の有難さを想像してみて下さい。
渇望こそ幸せにつながるのです。
この仕組みがわかると、イイコトをもっと喜べるようになります。
わからない人も、いつか腹落ちしてくれることを祈ります。