私の苦手なこと(左右反転の認識)

私は対面で動きのお手本を見せてもらった時に脳内で左右反転ができないことに長い間気付きませんでした。
幼稚園のお遊戯から高校のダンスの授業まで先生に怒られ続け、だいぶ自己肯定感が下がったのです。
特に中学校の体育の先生に謎に嫌われていたようで、今ならハラスメントで訴えたら勝てるほど人格否定までされました。
気付いたキッカケは大学で心理学を専攻して鏡映描写実験をした時です。
全然出来なくて今まで怒られてきた理由がわかったのです。

私の場合は動きのルールを暗記してしまえば誤魔化せます。
仕事で対面でWAISなどの心理検査をしなければならない時は、どちら側から検査道具を並べるとか、事前に確認して覚えこみます。
ロールシャッハテストのカードの回転をチェックして記録するのは苦手で、カードの裏に方向を示す記号を書いていますが、被験者がカードの裏が見えるように持ってくれなかったら致命的です。

少しでも克服したくて、スポーツジムのスタジオレッスンに通い続けています。
30年前のエアロビクスやダンスの練習ではインストラクターが対面で逆の動きをしていたのが、今のインストラクターは見たまま真似して下さいと言葉で教えてくれる動作の左右と身体の動きを逆にするという激ムズの指導スキルを持っておられます。
私だったら絶対に無理!
ZUMBAを始めとする最近のダンスレッスンは、インストラクターが私たちと同じ方向を向いていて、インストラクターの背中を見ながら動きを真似できるので、劇的に真似しやすくなりました。あっ、でも、これじゃ脳トレにはならないか。

一般的には左右盲、左右失認と呼ぶのですね。
Voicyという音声コンテンツで造形作家のさわなおさんがご自身のことについて語っておられますので、リンクを記載しておきます。
https://voicy.jp/channel/3436/515469