私の苦手なこと(左右反転の認識)

私は対面で動きのお手本を見せてもらった時に脳内で左右反転ができないことに長い間気付きませんでした。
幼稚園のお遊戯から高校のダンスの授業まで先生に怒られ続け、だいぶ自己肯定感が下がったのです。
特に中学校の体育の先生に謎に嫌われていたようで、今ならハラスメントで訴えたら勝てるほど人格否定までされました。
気付いたキッカケは大学で心理学を専攻して鏡映描写実験をした時です。
全然出来なくて今まで怒られてきた理由がわかったのです。

私の場合は動きのルールを暗記してしまえば誤魔化せます。
仕事で対面でWAISなどの心理検査をしなければならない時は、どちら側から検査道具を並べるとか、事前に確認して覚えこみます。
ロールシャッハテストのカードの回転をチェックして記録するのは苦手で、カードの裏に方向を示す記号を書いていますが、被験者がカードの裏が見えるように持ってくれなかったら致命的です。

少しでも克服したくて、スポーツジムのスタジオレッスンに通い続けています。
30年前のエアロビクスやダンスの練習ではインストラクターが対面で逆の動きをしていたのが、今のインストラクターは見たまま真似して下さいと言葉で教えてくれる動作の左右と身体の動きを逆にするという激ムズの指導スキルを持っておられます。
私だったら絶対に無理!
ZUMBAを始めとする最近のダンスレッスンは、インストラクターが私たちと同じ方向を向いていて、インストラクターの背中を見ながら動きを真似できるので、劇的に真似しやすくなりました。あっ、でも、これじゃ脳トレにはならないか。

一般的には左右盲、左右失認と呼ぶのですね。
Voicyという音声コンテンツで造形作家のさわなおさんがご自身のことについて語っておられますので、リンクを記載しておきます。
https://voicy.jp/channel/3436/515469

私の苦手なこと(平衡感覚編)

ありすぎるので、思い出したら書いていきます。

まず、私は自転車に乗れません。
小学生の時に猛特訓をしてもらってなんとか補助車輪が外せるようになったのですが、ちょっと気が散るようなことがあると、すぐに転倒します。
大人になった今でも自転車に乗ると、ほぼ確実に転倒します。
たぶんバランス感覚がダメダメなのですよね。
体力はあるほうで体育は比較的得意だったのですが、平均台から落ちていました。

乗り物酔いもひどいです。
船や飛行機だけではなく、公園のブランコでも酔います。
気圧が低下したり、大きな地震がくる前に体調が悪くなり寝込みます。
以前はわからなかったけど、三半規管の機能に不具合があるんだろうなと思います。

体調にムラがある私にとって、会社員は苦痛でしかなかったです。
フリーランスという働き方になって、なんとか働けています。
体調の良い日に長時間働くことで、体調の悪い日に寝込んだ分を取り返せます。

運動で三半規管をきたえるといいという話は本当かなと思います。
数年間エアリアルヨガというものを習いました。
吊るされて逆さ吊りにされたり、揺らされたりします。
最初は酔いまくっていましたが、少しずつ慣れた気がします。
相変わらず揺れと低気圧には弱いですけどね。

発達の凸凹について

誰にでも得意なことと苦手なことがあると思いますが、発達の凸凹がある人には極端に苦手なことがあったりします。
その苦手なことが許されない環境に身を置いていたら怒られるし、最近では発達の凸凹を疑われるのですよね。

最近でこそメジャーになってきましたが、発達凸凹って白黒ハッキリさせるものではなくて、白(OK)から黒(NG)の間のグラデーションのどの位置にあるか、グレーの濃淡の位置が自分が所属している社会の許容範囲外だったらNG、ギリギリ許容範囲内だったら首の皮一枚でつながって(ギリギリ)OKなのです、、、と、心理学の授業で説明しています。

私の苦手なこと、苦労話、カバーするための工夫を少しずつ書いていこうと思います。

診断を受けたわけじゃないのですが、私はAD/HDっぽいところがあります。
両親もどちらかというとAD/HD系ですね。
不注意優位で若干衝動性アリって感じ。
うちの家族は基本せっかち、回遊魚体質で動き回っています。
そして、よく忘れ物をします。
母はお片付けができません。
私も大人になるまでお片付けができませんでした。

そこに成育歴や周囲の環境が影響して特性が際立ったり目立たなくなったりするというのが臨床心理士的な見方です。

私の場合、スマホが忘れ物とスケジュール忘れを補強してくれるようになりました。
ヨガをはじめとする運動とマインドフルネスが私の衝動性のコントロールには合うような気がします。
全員に合うとは思いませんが、効果ゼロとも思いません。

続きはまた次回に。